お寿司の食べ方のマナー。
何となく知っているようで、意外に知らないことのほうが多いですよね。
普段は回転寿司しか行かないから、マナーをあまり気にせずに、お寿司を食べてる方も多いと思います。
私もそのうちの1人です。
しかし、大事な人との食事や、取引先への接待などで、高級なお寿司屋さんに行くことがあるかもしれません。
その際に、お寿司の正しい食べ方やマナーを知らないと、恥ずかしい思いをすることになりかねません。
もちろん、自分が美味しく食べられる食べ方が1番ですが、
食べ方のマナーを知っていて、損をすることはありません。
ぜひ、このページを参考にしてみてくださいね!
お箸?手づかみ?どっちで食べるの?
「どちらでもOK」です。
高級なお寿司屋さんでは、「手」でお寿司を食べるのが正しい、ようなイメージがありますよね?
テレビでも、大将が握ったお寿司を、芸能人の方が手でつかみ、口に運ぶのをよく目にします。
しかし、高級なお寿司屋さんでも、お箸を使っていいんです!
自分が食べやすい方法が正解とされています。
ただし、お箸を使うと、お寿司が崩れやすいので、優しくつまむようにしましょう。
また、手でつかむ場合は、手の体温でお寿司の温度が下がらないように、なるべく早く口に運びましょう。
お寿司を食べる順番は?
正解は、「好きな順番で!」です。
ただし、基本的には、「味の薄いネタから、味の濃いネタへ」という順番が良いとされています。
味が濃いものを食べた後に、薄いものを食べると、舌がぼやけてしまい、本来の美味しさを十分に堪能できなくなるからですね。
具体的には、以下のような順番です。
タイ、ヒラメなどの白身魚やイカ
↓
アジやコハダ、サバなどの光りもの
↓
マグロやトロなどの赤身
↓
ウニやイクラなど、味の濃いもの
↓
ウナギや穴子など、甘いもの
↓
かんぴょう巻きなどの巻きずし
ガリやお茶で、口の中をリフレッシュさせるのも大切ですね。
醤油のつけ方を教えて!
「シャリ」ではなく、「ネタ」に醤油をつけます。
シャリに醤油をつけるのは間違いと言われています。
お米が醤油の中に落ち、見栄えが悪くなるのに加えて、お米が醤油を吸って、本来の味が損なわれることが理由です。
理由を覚えておかないと、意外に、醤油を「シャリ」につけるのか、「ネタ」につけるのか忘れてしまいますよね!
手で食べる場合は、お寿司をひっくり返して、ネタ部分を下にして醤油につけます。
お箸の場合は、1度お寿司を横にした後、優しく挟んで醤油につけましょう。
また、一旦「ネタ」を「シャリ」から離して、醤油につけて食べるのもマナー違反です。
提供されたお寿司は、そのままの状態で、少量の醤油をつけ、いただきましょう!
お寿司は下向きで食べるの?
お寿司は、「下向き」で食べるのが正解と言われています。
お寿司をひっくり返し、ネタを醤油につけた後は、
ネタを下に向けたまま、口の中まで運んでいきます。
舌でネタの味を存分に堪能できるよう、お寿司は下向きで食べるべきなんですね。
食べる時は、「普通にネタが上にある状態」が正しいと思っていたので、ちょっとショックでした。
今まで損してました、、、
軍艦巻きの場合は?
軍艦巻きの場合、ネタに醤油をつけるのは少し難しいですよね。
ひっくり返してしまうと、ネタがこぼれてしまいます。
そのため、軍艦巻きは、基本的には上向きのまま食べます。
醤油のつけ方も、以下のような独自のものがあります。
・ガリに醤油をつけて、お寿司に塗る
・キュウリを外して醤油につけ、戻して食べる
・海苔に醤油をつける
ガリに醤油をつけてお寿司に塗る方法は、よく耳にしますが、
ガリが醤油を吸ってしまい、個人的にはオススメではありません。
ウニなどについているキュウリを外し、醤油につけ、戻してから食べるのも、少し面倒くさいですよね。
海苔の部分に醤油をつけ、そのまま食べるのが、最も簡単で無難ではないでしょうか。
一口で食べるべき?
基本的には、「一口で」食べるのが望ましいです。
しかし、難しい場合だって当然ありますよね。
その場合には、お寿司を噛み切ってしまうよりは、お箸で半分に切り分けるほうが良いです。
お寿司を噛み切って、二口で食べるのはマナー違反だそうです。
(私はよくやってしまっていますが、、、)
細かな注文を聞いてもらえるお寿司屋さんなら、
シャリを小さめにしてもらう等すると良いかもしれませんね。
符牒を使わない
符牒(ふちょう)とは、業界の専門用語のことです。
お寿司屋さんの場合、「ガリ(生姜)」、「アガリ(お茶)」、「ムラサキ(醤油)」、「おあいそ(お会計)」などですね。
これらの言葉は、本来お店の人達が使用するものです。
お客さんである私たちが使うのは、マナー違反なんですね。
もはや一般化している言葉なので、そこまで気にする必要もないかと思いますが、注意してみましょう。
強いニオイは控える
強い香水やタバコなどはNGです。
お寿司の中には、その香りを楽しむものもあります。
貝や旬の食材などの豊かで繊細な風味を、かき消さないようにしましょう。
強めの香水やタバコは、周りのお客さんへの迷惑にもなってしまうので、
お寿司屋さんに限らず、なるべく控えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、お寿司の食べ方のマナーです。
細かいルールも多く、
意外に知らないこともあったのではないでしょうか?
最近では、お寿司にそのままかける「プッシュ型の醤油」なども見かけるので、
お寿司の食べ方のマナーも、時代とともに変わってゆくかもしれません。
やっぱり、自分が最も美味しく食べられる方法で食べるのが1番ですよね。
お寿司屋さんに行く際には、ぜひ、当記事を参考にしてみてくださいね!