「朝食や夕食抜きダイエット」「炭水化物抜きダイエット」あるいは「少食ダイエット」。
皆さんも、1度くらいは実践したことがあるかもしれません。
痩せるために、ご飯を抜く・減らすダイエットをする方は、とても多いです。
運動をするより楽(人によりますが)ですからね。
しかし、朝食や夕食を抜いたり、ご飯の量を過度に減らしたりするのは、ダイエットには逆効果です。
もちろん、「食べ過ぎ」もよくないですが、それと同じくらい、「太る」要因になります。
- ご飯を抜く・少食ダイエットをしている方
- ダイエットの正しい知識を得たい方
- ダイエットのつもりはないが、忙しくて朝食を抜いてしまう方
- ストレスや疲労で、食欲がない方
ぜひ、当ページを参考にしていただければ幸いです。
栄養の偏りで、代謝能力が低下?
ご飯を抜く・少食ダイエットの悪い点の1つは、「栄養が偏ってしまう」ことです。
- たまに、寝坊をして朝食を抜いてしまうことがある
- 昨日はバイキングで食べ過ぎたから、今日は少し抑えよう
程度なら、特に問題はありません。
しかし、毎日のように、食事の量を減らしたり、夕食を抜いていたりすると、
当然、体が摂取する栄養は偏ってしまいます。
今流行りの「炭水化物抜きダイエット」も、栄養が偏ってしまう最たる例です。
炭水化物から得られる栄養は摂取できますが、他の栄養が極端に少なくなりますよね?
このように、栄養が偏ってしまうと、「代謝能力」が落ちます。
代謝とは、栄養をエネルギーに変えることです。
代謝能力が落ちれば、摂取した栄養をエネルギーに変える働きが少なくなり、
エネルギーに変わることのない余分な栄養が出てくることになります。
その余った栄養は、脂肪などに変わり、体に蓄積されることになるのです。
代謝には、十分な栄養が、バランスよく摂取されることが必要です。
炭水化物を抜いてしまっては、代謝に必要な栄養を、バランス良く摂ることはできません。
例えば、野菜だけを食べた場合、一見痩せる気がしますが、
摂取できる栄養は偏るので、太る原因になってしまうのです。
栄養不足=飢餓状態
ご飯を抜く・少食ダイエットの、もう1つの悪い点は、「栄養不足になり、体が飢餓状態になる」ことです。
朝食や夕食を抜いたり、食べる量を減らしたりすれば、
1日3食普通に食べる場合に比べて、単純に、摂取する栄養は不足します。
この栄養不足が続くと、体は、ある種の飢餓状態に陥ります。
すると、体は、緊急事態に備えて、肝臓に脂肪を蓄えようとし始めます。
簡単に言えば、脂肪を溜め込みやすい体になります。
これは、体の危機に対する、人間の防御反応とも言えますね。
また、タンパク質の摂取が少ないと、
肝臓は、自分で作った中性脂肪も、溜め込むようになります。
すると、肝臓は、脂肪で溢れることになり、正常に機能しなくなります。
肝臓が上手く機能しなければ、代謝能力が落ちるので、先ほどの説明通り、さらに、脂肪が体に蓄積されることになります。
「太ってしまう」ことは明白ですね。
まとめ
いかがでしたか?
ご飯を抜く・少食ダイエットで「痩せる」は嘘であり、
栄養不足・偏りで、逆に「太ってしまう」ことがお分かりいただけたと思います。
もちろん、この先、朝食を抜いたり、ご飯の量を減らしたりすることもあるでしょう。
大事なのは、それを習慣化しないことです。
毎日、1日3食、適した量の食事をするように心掛けましょう!
意識を変えるだけでも、とても大きな1歩ではないでしょうか?
- ご飯を抜く・少食ダイエットをしている方
- ダイエットの正しい知識を得たい方
- ダイエットのつもりはないが、忙しくて朝食を抜いてしまう方
- ストレスや疲労で、食欲がない方
当ページが、皆さんの健康的な生活の一助になれば幸いです。