「早食いをすると太る」
たまに耳にする言葉ですね。
特に真剣に考えたこともないし、「どうせ嘘でしょ?」と思っている方も多いかと思います。
最初に断言しておきます。
「本当です!」
早食いをすると、太ります。
特に男性の皆さん。
お腹がすいているときに、美味しそうなご飯が出てくれば、がっついてしまいますよね?
牛丼なんで、5分もかからずに、たいらげてしまうのではないでしょうか?
成長盛りの学生なら、あまり気にする必要はありませんが、
運動する機会が少ないサラリーマンの方々は、要注意です!
そこで、「早食い」が「肥満」に直結する理由について、とても簡潔に分かりやすくご説明します。
「早食い」は「満腹中枢」が刺激されない!
「満腹中枢」ってご存知でしょうか?
人間の体にもともと備わっているもので、
ご飯を食べてから、約20分後にスイッチが入ります。
すると、自然と満腹感を感じるようになるんですね!
そのため、「満腹中枢」が刺激されれば、満腹感を感じ、食べ過ぎを防ぐことができます。
しかし、よく考えてみてください。
「満腹中枢」のスイッチが入るのは、食べ始めてから20分が経過した後です。
食べ始めてから20分までは、「満腹中枢」は刺激されないんですね。
つまり、5分や10分で完食してしまった場合、「満腹中枢」が刺激されないことになります。
「早食い」をしてしまうと、なかなか満腹感を感じられずに、どんどん食べ過ぎてしまうわけです。
帰宅して夕食を食べる際、お腹がすいているからといって、「早食い」をしてしまうと、
まだお腹が満たされていない感じがして、お菓子やアイスに手を伸ばしてしまいます。
皆さんも、このような経験があるのではないでしょうか?
「早食い」は「急激な血糖値の上昇」をもたらす!
通常、血糖値というものは、
食事を始めてから、ゆっくりと緩やかに上昇していきます。
しかし、「早食い」をしてしまうと、
大量の栄養が一気に流れ込み、血糖値が急激に上昇します。
すると、脳が驚き、血糖値を低下させるために、緊急の指令を出します。
その指令により、「インスリン」という物質がたくさん放出され、体中に多量の「糖」が送り込まれます。
体中に送り込まれ多量の「糖」は、脳がびっくりして出した緊急指令によるものです。
つまり、本来は必要のないものです。
そのため、消費されることなく、余ってしまいます。
その余った「糖」は、脂質と一緒に、やがて「体脂肪」に変わり、体内に蓄積します。
ザっと流れをご説明しましたが、とても恐ろしいですよね。
「早食い」をすると、血糖値が急激に上がり、ゆくゆくは、体脂肪が蓄積することになるなんて、驚きです。
対策は「よく噛む」こと!
「早食いで太る」は嘘じゃないと、お分かりいただけたでしょうか?
それでは、「早食いで太る」のを予防する簡単な方法をご紹介します。
ズバリ、「よく噛む」ことです!
「そんなことか」と思われるかもしれませんが、実は、とても大事なことなんです!
「よく噛んで」食べることで、「満腹中枢」が刺激されることが分かっています。
さらに、「よく噛んで」食べるということは、時間をかけてゆっくりと食べることにつながりますから、血糖値が正しく上昇してくれます。
ぜひ、「よく噛んで」食べ、食べ過ぎを予防し、脂肪の蓄積も避けるようにしてください!
意識を変えるだけでも、だいぶ違うと思いますよ!
「お味噌汁」は最強の味方!
最後に、おまけに「お味噌汁」の大切さをご紹介します。
普段、なんとなく飲んでいる方も多いと思いますが、
実は、「お味噌汁」は、血糖値の急上昇を抑える働きを持つ、優れものなんです!
さらに、汁物は、胃を膨らませてくれるので、満腹感を得ることができます。
食べ過ぎを予防してくれるわけです。
お昼に牛丼を食べる際は、ぜひ、「お味噌汁」も一緒に飲まれることを強くオススメします!
まとめ
いかがでしたか?
「早食いで太る」は嘘ではないことを、簡単にご説明しました。
「早食い」は、
- 「満腹中枢」が刺激されない
- 血糖値が急上昇する
等の理由で、肥満に直結してしまいます。
- 「よく噛んで」食べる
- 「お味噌汁」を飲む
等を意識し、なるべく「早食い」をしないようにしましょう!
当ページが、皆さんの健康的な生活の一助になれば幸いです。