当ページは、枝豆の「健康に良い点・悪い点」についてご説明しています。
普段何気なく食べている枝豆の栄養について知り、
枝豆を食べることのメリット・デメリットを学んでいただけたらと思います。
- さっぱりしている
- 何とも言えない旨みがある
- 食感も良い
1度食べ始めると、なかなか手が止まらなくなる枝豆ですが、適度な量を食べれば、とても健康や美容に良いんですよ!
枝豆とは?
いきなりですが、枝豆って何でしょう?
辞典には、このように載っていました。
「まだ熟していない青い大豆を枝ごととったもの。さやのままゆでて食べる。」
(大辞林 第三版 より)
みなさんご存じでしたか?
枝豆とは、未成熟の青い大豆だったんですね!
枝豆と大豆は、まったく別の食べ物だと思ってた方も多いのではないでしょうか?
収穫時期が異なるだけで、両者は同じ植物だったんですね。
ただ、「それぞれに適した品種」というものは存在するそうです。
手軽に食べられて、「The・お酒のおつまみ」として人気を誇る枝豆について、もう少し詳しく見てみましょう。
産地は?
国内の主な産地は、以下の通りです。
- 千葉
- 北海道
- 埼玉
- 山形
- 新潟
- 群馬
- 秋田
千葉の野田市は特に有名ですね。
枝豆は、日本発祥の食べ物だと言っても過言ではありません。
近年は、健康志向により、日本食ブームが世界的に広まっていますね。
そのため、欧米などでも「edamame」が認知されるようになってきています。
まだまだポピュラーな食べ物にはなっていませんが、着々と世界でも評価されはじめています。
国外の主な産地は、以下の通りです。
- 中国
- 台湾
- タイ
- インドネシア
主に、日本への輸出用として栽培されています。
食べ方について
塩茹で
最もポピュラーで定番の食べ方ですね!
お酒、特にビールのおつまみに最適です。
自分で茹でてもいいですし、最近では冷凍食品の枝豆も人気ですね!
ずんだ
枝豆をすりつぶして、あん状にしたものです。
宮城県の「ずんだ餅」は特に有名ですよね!
個人的にオススメなのは、「ずんだ茶寮」というお店の「ずんだシェイク」です。
マツコ・デラックスさんがテレビで絶賛したこともあり、とても話題になっている商品です。
機会があれば、ぜひご賞味くださいね。
冗談抜きで、とっても美味しいです!!
その他
お菓子や料理の材料として、様々な使われ方をします。
枝豆の栄養は?
100gあたりの栄養価
- エネルギー … 110kcal
- 炭水化物 … 8.58g
- 脂肪 … 4.73g
- タンパク質 … 10.25g
- 水分 … 75.17g
(Wikipediaより抜粋)
主な栄養素
- カリウム
- ビタミンB1
- メチオニン
- オルニチン
- 食物繊維
- 葉酸
- 鉄分
- イソフラボン
枝豆の「健康に良い点」
高血圧予防に!
枝豆に含まれる“カリウム”は、体内の塩分を体外に排出してくれる機能をもっています。
お酒のおつまみなどは、塩分を多量に含むものが多いです。
そんな時に、枝豆とともにカリウムを摂取できれば、塩分が体外に排出され、高血圧予防につながります!
また、カリウムには利尿作用などもあるので、“むくみ”が気になる方にもおすすめです。
疲労回復に!
枝豆には、疲労を溜めないために大切な、“ビタミンB1”が含まれています、
ビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変える働きをしてくれます。
夏バテ対策や運動前の栄養補給に最適な成分なんです。
意外に不足しがちなので、ビタミンB1は意識的に摂取するようにしましょう!
二日酔い予防にも!
枝豆には、“メチオニン”と”オルニチン”という成分が含まれています。
”メチオニン”は、アルコールの分解を促進してくれる働きがあります。
また、“オルニチン”には、「肝機能」を強化してくれる働きがあります。
よって、お酒の飲みすぎや二日酔い、三日酔いに最適なわけです。
「ビールと枝豆」という組み合わせは、単に味だけで生まれたものではないみたいですね!
腸の調子が悪い時も〇
枝豆には、しっかりと“食物繊維”が含まれています。
ご存知の方も多いかと思いますが、”食物繊維”は、腸内環境を整えてくれます。
貧血予防に!
枝豆には、“葉酸”や“鉄分”が多く含まれています。
これらは、体内の血液を作るのにとても大切な成分で、
不足すると、貧血・めまい・立ちくらみ等の症状が出てしまう可能性があります。
葉酸サプリ、鉄分サプリなどをよく目にしますが、
枝豆からも摂取できるので、ぜひ貧血予防に役立ててくださいね。
美容・美肌にも〇
枝豆に含まれる“イソフラボン”は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをしてくれることで有名です。
例えば、以下のような働きをしてくれます。
- 更年期障害の予防
- 骨粗しょう症の予防
- 月経前症候群の緩和
- 生理不順の改善
さらに、こんな効果も期待できるそうです。
- お肌の潤いを保つ
- お肌のハリや弾力を保つ
- バストアップ
- 育毛
また、“イソフラボン”には「抗酸化作用」もあるので、お肌のシミやシワの予防にも役立ちます。
枝豆の「健康に悪い点」
「プリン体」が多い
枝豆には、“プリン体”が多く含まれています。
CMなどで聞いたことがある方もいるかもしれません。
この”プリン体”は、体内で分解され、尿酸になり、尿として排出されます。
しかし、あまりにも摂取しすぎると、尿酸が限界排出量を超え、体内に蓄積されていってしまいます。
すると、尿酸値が高まり、痛風や結石になってしまう危険があります。
ビールにも”プリン体”は多く含まれているため、食べ過ぎ飲みすぎには注意が必要ですね!
「食物繊維」の摂り過ぎに
先ほどご説明した通り、“食物繊維”は、腸内環境を整えてくれます。
ただし、この”食物繊維”も、摂りすぎには注意しましょう!
腹痛や下痢などの症状が出てしまう可能性があります。
「塩分」の摂り過ぎに
枝豆そのものに塩分はそれほど含まれていませんが、枝豆にかけられた塩が問題です。
美味しいからといって、食べ過ぎてしまうと、塩分過多になります。
血圧の上昇や心臓疾患のリスクが高まります。
思いのほか高カロリー
枝豆は、思っている以上に、カロリーが高いです。
ヘルシーな印象を受けますが、食べ過ぎると太ってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
先ほど、“イソフラボン”のお話をしましたが、
”イソフラボン”も、あまりにも摂取しすぎるのはNGです。
本来、女性ホルモンに似た働きをしてくれますが、摂取しすぎると、ホルモンバランスの乱れにつながります。
美肌機能どころか、逆に、肌荒れやニキビの原因になってしまいかねません。
まとめ ~枝豆の栄養について~
いかがでしたか?
枝豆の栄養について、少しは理解が深まりましたか?
枝豆の「健康に良い点・悪い点」を、頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
枝豆は、とても栄養に富んだ素晴らしい食べ物です。
もちろん食べ過ぎには注意が必要ですが、それは、どの食べ物においても言えることですよね。
当ページが、皆さんの健康的な生活の一助になれば幸いです。