当ページは、「ピスタチオとはどんな食べ物なのか・栄養はあるのか」について、簡単にご説明しています。
あまり知られていませんが、ピスタチオは、とても栄養に富んだナッツです。
健康にも美容にも良いと言われているんです!
毎日のように食べている人は少ないかもしれませんが、家に1・2袋くらいストックすることをオススメします!
値段は微妙に高いですが、栄養とおいしさは間違いありません!!
ということで、まずはサッと当記事を読み、「ピスタチオってどんな食べ物なの?」という疑問をなくしましょう!
ピスタチオとは?
いきなりですが、ピスタチオとは、いったいどんなものでしょうか?
辞典には、以下のように説明されています。
「ウルシ科の落葉樹。西アジア原産で、地中海沿岸では古くから栽培が盛んに行われている。雌雄異株でギンナンに似た果実がつく。種子はピスタチオナッツとよばれ、中の緑色の部分を食用とする。ピスタシオ。ピスターシュ。」
(デジタル大辞泉より)
日本には19世紀ごろに伝わったそうです。
高い栄養成分を含むことから、“ナッツの女王”とも呼ばれています。
他のナッツとは異なる濃厚な味で、やみつきになりますよね。
お酒のおつまみとしても大人気のピスタチオについて、もう少し詳しく見てみましょう。
生産地はどこ?
現在の主な生産地は、こんな感じです。
- イラン
- アメリカ
- トルコ
- シリア
- 中国
- ギリシャ
- アフガニスタン
- チュニジア
- イタリア
- キルギス
生産量は、イランが世界第1位です。
日本では基本的に生産されていないので、私たちが普段食べるピスタチオは輸入品ということになります。
食べ方について教えて!
ご存知の方も多いでしょうが、ピスタチオを食べるには、まず”殻”を割る必要があります。
固い殻を割ると、緑色の部分が出てきます。
その緑色の部分こそが、”ピスタチオ”として私たちが食べるところです。
殻を割るときの、パンッという音がとても心地よいですよね!
お酒のおつまみやおやつとして、そのまま食べる場合が多いです。
また、ペースト状にして、ケーキやお菓子の材料にされることもあります。
最近では、ピスタチオ味のアイスなんかもよく目にしますね。
見かけると、珍しさゆえに、ピスタチオ味アイスをよく購入してしまいがちですが、なんと欧米では一般的なアイスだそうです。
注意点は??
殻が割れないとき
殻の割れ目が小さい、あるいは無いために、殻がどうしても割れないときがあります。
爪を無理やり入れ込んだり、道具を使ったりする方法もありますが、もっと簡単な方法があります。
それは、既に食べたピスタチオの殻を利用する方法です。
既に割った殻を、小さな割れ目に差し込んでいくと、思いのほか簡単に殻を割ることができます。
※割れ目がないピスタチオの場合は、道具を使ったほうが賢明かもしれません。
保管方法
ピスタチオは、湿気を含むと酸化しやすく、また、香りが悪くなります。
缶や密封包装で売られているのもそのためですね。
1度封を開けたピスタチオを保存する場合は、缶などの密閉できる容器に入れるようにしましょう!
できるだけ新鮮な状態で食べたほうが美味しいです!
ピスタチオの栄養
100g あたりの栄養価
- エネルギー … 562kcal
- 炭水化物 … 27.51g
- タンパク質 … 20.27g
- 脂質 … 45.39g
- 食物繊維 … 10.3g
- 水分 … 3.91g
(Wikipediaより抜粋)
主な栄養素
- βカロテン
- オレイン酸
- リノール酸
- ゼアキサンチン
- ルテイン
- ビタミンB1
- ビタミンC
- ビタミンE
- カルシウム
- カリウム
- 鉄分
1粒あたりの糖質は、他のナッツに比べれば低めです。
しかし、ピスタチオの可食部分は小さく、ついつい多く食べてしまいがちなので、食べ過ぎにはご注意ください!
ピスタチオの健康的側面
高血圧予防
ピスタチオは”カリウム”を多く含んでいます。
このカリウムは、体内の余分な塩分を、外に排出してくれる機能を持っています。
加工食品やファストフード、ポテトチップス好きな方は、カリウムの摂取を心掛けてみてください。
また、カリウムを多く摂取することで、むくみの改善を期待することができます。
足がつりにくくなる(筋肉の収縮を正常に保つ)とも言われていますね。
貧血予防
貧血は、血液中のヘモグロビンの量が減少した場合に生じます。
ヘモグロビンは、酸素を体全体に運んでくれる大切な働きをしています。
そのヘモグロビンが減少すると、全身に酸素が行き渡らなくなり、目まいや立ちくらみなどの症状があらわれるわけですね。
ピスタチオに含まれる“鉄分”は、ヘモグロビンの重要な材料のひとつです。
よって、鉄分を摂取することで、貧血を予防することができます!
便秘解消
ピスタチオは、”食物繊維”を多く含んでいます。
有名かもしれませんが、食物繊維は、腸内環境を整える働きをします。
お通じの調子があまり良くない方に、おすすめの成分なんです。
生活習慣病予防
ピスタチオには、不飽和脂肪酸である”オレイン酸”と”リノール酸”が含まれています。
これらの成分は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれます。
つまり、コレステロール値を低下させてくれる機能があるんです。
動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病にかかるリスクを減らしてくれます。
美味しいのに、コレステロール値を下げてくれるなんて、とても嬉しい話ですね!
美肌にも◎
ピスタチオに含まれる”βカロテン”・”ビタミンE”・”ルテイン”には、抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、活性酸素を除去し、細胞の老化を抑えてくれるものです。
つまり、お肌の老化を防いでくれるわけです!
また、”βカロテン”は、お肌の乾燥やニキビを防いでくれるとも言われています。
眼病予防
ピスタチオは、”ルテイン”や”ゼアキサンチン”という成分を非常に多く含んでいます。
これらの成分は、眼の黄斑(おうはん)という部分に多く存在し、白内障・黄斑変性症を予防してくれると言われています。
また、”ルテイン”は、眼の水晶体という部分にも存在しており、紫外線やブルーライトから眼を守ってくれます。
「天然のサングラス」とも呼ばれる成分なんですよ!
疲労回復にも!
ピスタチオには、”ビタミンB1”も多く含まれています。
ビタミンB1が不足すると、無気力や倦怠感などのうつ病に似た症状があらわれることがあります。
しっかりとビタミンB1を摂取することで、これらの症状が緩和され、ストレス耐性の向上につながります。
このことから、「アンチストレスビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンB1は意外に不足しがちな成分なので、意識して摂取するようにすると、健康的で元気な生活が送れますよ!
まとめ
いかがでしたか?
「ピスタチオとはどんな食べ物なのか・栄養はあるのか」について、簡単にご説明しました。
栄養を豊富に含んだ食べ物だと、ご理解いただけましたか?
ぜひ、ピスタチオを購入し、召し上がってみてくださいね!
ただし、脂質もそれなりに含んでいるので、食べ過ぎには注意してください!
当ページが、皆さんの健康的な生活の一助になれば幸いです。