人気フルーツの1つであるブルーベリーは、とても栄養豊富で、健康や美容に良いんです。
「目の健康に良い」と言われることが多いですが、
実は、それ以外にも、たくさんの役割があります。
ぜひ、当記事を参考にされ、ブルーベリーの素晴らしさを確認してくださいね。
ブルーベリーとは?
ブルーベリーとは、北アメリカ原産の、主に果樹として栽培される、ツツジ科の落葉小低木の総称のことを言います。
皆さんも、1度はその果実を食べたことがあるのではないでしょうか。
青紫色をした小さな球体で、甘酸っぱい味がする、あのフルーツです。
そのまま食べても美味しいですし、お菓子やジャムに使用されることも非常に多いですよね。
特に、ブルーベリーケーキやブルーベリーパイなどの洋菓子は、世界中で愛されています。
種類
ブルーベリーは、大きく3系統に分けられます。
・ハイブッシュ・ブルーベリー(栽培向け)
・ラビットアイ・ブルーベリー(栽培向け)
・ローブッシュ・ブルーベリー(野生種)
大きく分ければ、この3系統ですが、細かく見ると、150以上の品種があるそうです。
ブルーベリーも奥が深そうですね!
産地・栽培
最大の生産地は、やはりアメリカです。
その他、主な生産地は、
カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、メキシコ、チリなどです。
実は、アメリカとカナダだけで、世界の85%のブルーベリーが生産されているそうです。
また、農薬を使わずに育てることもできるので、家庭栽培も人気ですね。
ご興味ある方は、試しにブルーベリーを育ててみてはいかがでしょうか?
ブルーベリーの栄養
100gあたりの栄養価
・エネルギー … 57kcal
・炭水化物 … 14.49g
・脂肪 … 0.33g
・タンパク質 … 0.74g
・水分 … 84.21g
(Wikipediaより抜粋)
主な栄養素
・アントシアニン
・食物繊維
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンE
ブルーベリーの健康的側面
疲れ目の改善
ブルーベリーには、「アントシアニン」という成分が豊富に含まれています。
「アントシアニン」は、ブルーベリーの青紫色の元になっている色素のことです。
人間は、外から入ってくる光を網膜に映し出し、脳に送ることで、モノを認識しています。
その網膜には、「ロドプシン」という成分が存在しており、この「ロドプシン」が分解と合成を繰り返すことで、モノを見ることができます。
老化や疲労により、この「ロドプシン」の分解と合成が上手くいかないと、
目がショボショボしたり、かすんだり、といった症状が出てきます。
「アントシアニン」は、この「ロドプシン」の分解と合成を手助けする役割があるんです。
よって、疲れ目を改善してくれるというわけです。
「ブルーベリーが目に良い」とよく聞きますが、こういうことだったんですね。
白内障予防
白内障をご存知ですか?
人間の目には、「水晶体」というレンズの役割をする部分が存在するのですが、この水晶体は、主にタンパク質で構成されています。
加齢が進み、このタンパク質が「酸化」してしまうと、水晶体が白濁してきてしまうんですね。
これを白内障と言います。
タンパク質が「酸化」する、と言いましたが、
「アントシアニン」には、この「酸化」を防ぐ機能があるんです。
よって、白内障を予防することができると言われています。
素晴らしいですね!
アンチエイジング
ただいまご説明した通り、
「アントシアニン」は、「酸化」を防ぐ働きがあります。
体内の細胞や血液が「酸化」する、つまり、「老化」を防いでくれるわけです。
その結果、シミやシワ、そばかすなどを予防することができます。
さらに、血液がキレイになるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を防ぐこともできます。
ブルーベリーを食べて、アンチエイジングケアをしていきたいですね!
便秘解消
ブルーベリーには、「食物繊維」も豊富に含まれています。
皆さんご存知の通り、
「食物繊維」は、腸内環境を整え、排便を促してくれる働きがあります。
よって、便秘の改善にもってこいなわけです。
実は、「食物繊維」には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、どちらも重要な働きをします。
「不溶性食物繊維は」、ゴボウやサツマイモなどに多く含まれ、
「水溶性食物繊維」は、ワカメなどに多く含まれます。
なんと、ブルーベリーには、「不溶」と「水溶」の両方がバランスよく含まれているんですね。
やはり、ブルーベリーは便秘解消にもってこいの食べ物ですね。
花粉症予防
ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」には、花粉症を予防する働きもあるそうです。
花粉症の鼻水や鼻づまり、くしゃみは、
体内の「ヒスタミン」という成分が炎症を起こすことが原因と言われています。
「アントシアニン」は、この「ヒスタミン」の分泌を抑える機能があるので、花粉症の諸アレルギー反応を抑制してくれるわけです。
私も重度の花粉症持ちなので、
次に症状が出始めたら、ブルーベリーを意識的に食べてみようかと思います。
美容対策
ブルーベリーには、「ビタミンA」や「ビタミンC」も含まれています。
豊富に含まれているわけではありませんが、これらは、美容に必須のビタミンです。
「ビタミンA」は、皮膚の生成に欠かせません。
「ビタミンC」は、コラーゲンの生成に関与し、お肌の潤いやハリを生む元になります。
ブルーベリーには、こんな美容に良いなんて知りませんでしたね。
日頃から摂取していきたいです!
まとめ
いかがでしたか?
以上が、ブルーベリーの栄養です。
「アントシアニン」の役割は絶大ですね。
目だけでなく、体中に良い栄養を含んでいるブルーベリー。
手軽に食べられるので、ぜひ、皆さんも意識的に摂取してみてはどうでしょうか。
皆さんが、この記事を参考にされ、
健康的な生活を送られることを願っております。