当記事では、「姿勢が悪くなる習慣」についてご説明しています。
はじめに、皆さんにちょっとだけ質問です。
以下に、少しでも心当たりがありますか?
・最近、元気が出ない・気だるい感じがする
・就職活動やバイトの面接が上手くいかない
・恋愛も上手くいかない
・友達も少ないし趣味もないし、人生に不安を感じる
・腰痛や肩こりがあり、歳をとったなぁと感じる
・頭痛がひどい
・ストレスやイライラを感じることが多い
いかがですか?
一見、姿勢とは関係がないように思えますが、
「姿勢が正しくない」ことが、これらの原因の一端を担っている可能性があります。
逆に考えれば、正しい姿勢を身につけることで、これらの問題を解決できるかもしれません。
そこで、今すぐ簡単に改善できるような、「姿勢が悪くなる習慣」をまとめました。
簡単な対策方法もご紹介していますので、ぜひ試してみてくださいね!
正しい姿勢とはどのような姿勢なのか?なんで猫背だとダメなのか?
姿勢と健康についてもっと詳しく知りたい!という方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
⇒姿勢を正しくしたい人が、最初に頭に入れておきたいこと:【姿勢と健康の基本①】
⇒なぜ姿勢を良くすべきなのか?正しい姿勢で得られる9つのメリット:【姿勢と健康の基本②】
姿勢が悪くなる習慣
①ソファーやベッドに座る
ソファーやベッドのような、柔らかいものの上に座るのはNGです。
固いイスなどに比べて、深く沈みこんでしまうので、お尻や腰、背中が丸まってしまいます。
ソファーやベッドの上で生活する人も多いと思いますが、
腰痛持ちの人は、なるべく使わないようにしましょう。
②座っているときに脚を組む
これをやっている人、多いですよね。
断言します。必ず猫背になります。
さらに、側弯や骨盤の歪み、頭や背骨の傾きや偏りなどが生じてしまいます。
つまり、体が左右に歪んでしまうんですね。
脚を組まないよう心掛けましょう。また、組んでいることに気づいたら、すぐに止めて、反省しましょう。
③正座以外の座り方(床に座るとき)
あぐらや体育座り、壁に寄りかかる、片腕を支えにする、などの座り方は、全て良くないです。
正座以外の座り方は、骨盤が後ろに傾きやすいので、猫背になってしまいます。
でも、だからって正座だけで生活するのは難しいですよね。
床に座るときは、正座とあぐらを交互にしたり、時々立ち上がって背筋を伸ばしたりするよう、意識してみましょう!
④イスのひじ掛けに体重をかける
イスのひじ掛けに寄りかかるクセがある人も多いかと思います。
骨盤が歪んだり、頭や背骨が傾いたりしてしまいます。
脚を組むのと一緒で、体が左右に歪んでしまう恐れがあります。
また、右利きの人は、左のひじ掛けに寄りかかりやすいです。
もちろん左利きの人は逆ですね。
1番は寄りかからないことですが、どうしても寄りかかりたい場合は、左右交互に寄りかかりましょう。
⑤パソコンやテレビが正面にない
テーブルでご飯を食べる時の、自分の位置って、大体決まっていますよね。
その時のテレビの位置に注目してください。
自分に対して、正面にテレビがありますか?
「後ろにある」という人もいるかもしれませんが、「右」や「左」にテレビがあるという人も多いと思います。
自分の位置を頻繁に変えているなら話は別ですが、
テレビが正面ではなく、左右にあると、「体をねじる」ことになります。
背骨が左右にねじれてしまい、将来的に体に何らかの問題を起こします。
なるべく、テレビを正面にして座るようにしましょう。
正面に座るのが難しい場合は、座る位置を頻繁に変えることを心掛けましょう。
パソコンの場合も、なるべく自分の真正面に置いたほうが良いですよ!
⑥斜め書き
文字を書く時に、紙が斜めにずれていたり、自分が斜めになっていたりしませんか?
これも、体のねじれや頭の傾きが生じる原因になってしまいます。
紙を自分の真正面に真っすぐ置き、真っすぐに文字を書くようにしましょう。
⑦荷物を持つ腕がいつも同じ
荷物を肩にかける場合も、ヒジにかける場合も同様です。
いつも右(左)側だけでもっていると、当然、体の片側だけに負荷がかかります。
側弯や骨盤の歪み、頭・肩・背骨の傾きといった症状の原因になります。
交互に持つことを心掛けましょう。
また、リュックなど、左右均等に負荷がかかるものを使用するのもオススメですよ!
⑧片方の脚に体重をかけながら立つ
これもやっている人、多いですよね。
片方の脚に体重を乗せると、体重を乗せた脚の側に骨盤が寄ります。
そのため、側弯や骨盤の歪み、頭や背骨の傾きなどの症状が出てきます。
どちらかに体重をかけずに、真っすぐに立つのが1番ですが、
かける場合は、交互にしましょう。
また、既に骨盤が寄ってしまっている場合は、普段とは逆の脚に体重を乗せてみましょう!
⑨お尻のポケットに財布やスマホを入れる
案外やっている人も多いかと思いますが、もうやらないことを強くオススメします。
あんな軽いものをお尻のポケットに入れたところで、何の影響もないように思えるかもしれません。
しかし、実際は、骨盤を強制的に歪めてしまいます。
そして、背骨が歪みます。
さらに、「坐骨神経」というお尻のあたりにある神経を刺激してしまい、
腰痛や坐骨神経痛という病気になってしまいかねません。
お尻のポケットに財布やスマホは入れないでくださいね!
⑩うつ伏せで本を読んだり、スマホをいじったりする
うつ伏せになりながら、本や雑誌を読んだり、スマホやゲームをしたりすることも多いかと思います。
この体勢は、腰が大きく反ってしまうため、控えたほうが良いです。
さらに、首や肩、背中の筋肉に強い負担をかけてしまいます。
寝ころびながら何かをするなら、うつ伏せではなく、横向きに寝ましょう。
それも、左右交互にすることで、体が左右どちらかに歪むのを防ぐことができます。
⑪腕を組む
腕組みをする人も多いですね。
無意識的にやってしまう人も少なくありません。
腕を組むと、肩が前に来てしまうので、背中が丸まりやすくなります。
なるべく組まないほうが良いですが、どうしても組みたい場合は、胸を張るイメージで行ってくださいね。
⑫ハイヒールを履く
男性はあまりいないと思いますが、女性の方は、ハイヒールを履く機会も多いですよね。
よって、女性の方しか共感できないかもしれませんが、
ハイヒールを履くと、踵(かかと)が上がった分のバランスをとらざるをえなくなります。
大抵の場合、お腹を突き出したり、ヒザを曲げたりすることでバランスをとろうとします。
お腹が突き出た状態、ヒザが曲がった状態は、人間本来の正しい立ち方ではないので、体のどこかに負担がかかってしまいます。
結果、悪い姿勢が身についてしまったり、体のどこかに痛みが生じたりします。
ハイヒールを履く際は、なるべくお腹を引っ込めること、なるべくヒザを伸ばすことを意識しましょう!
⑬野球、テニス、ゴルフなどの、左右均等ではない運動
野球やテニス、卓球やバドミントン、ゴルフや弓道などの運動は、運動の中でも特に左右が均等ではありません。
だからといって、利き腕とは逆の腕でラケットを持て、ということではありません。
ある程度、体に左右の歪みが生じてしまうのは仕方がないので、少しでもそれを抑えるべく、体の歪みを整えることが大切です。
準備運動、整理運動を念入りに行うことを心掛けてください。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、今すぐ簡単に改善できる「姿勢が悪くなる習慣」です。
意識次第で、本当に簡単に改善できるものばかりです。
ぜひ、当記事を参考にし、理想的な姿勢を身につけてくださいね。
皆さんが、正しい姿勢を身につけ、健康的な生活を送られることを願っています。
姿勢と健康についてもっと詳しく知りたい!という方へ。
⇒理想的な姿勢とは?姿勢に関する基本的な考え方:【姿勢と健康の基本③】