皆さん、こんにちは!
当記事では、5つある猫背の種類をそれぞれご説明し、
自分がいったいどのタイプの猫背なのかを明らかにしていきたいと思います。
また、猫背と柔軟性の関係についても触れていきます。
皆さんは、
「猫背」と聞いて、
体のどの部分のことを思い浮かべますか?
おそらく、「背中」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
もちろん正解です。
しかし、実は「背中」以外の猫背も存在するのです!
当記事では、「背中」を含め、全部で5つの猫背に大別し、ご説明します。
また、1人につき1つの猫背だけが当てはまるというわけではなく、
複数の猫背を併せ持っている場合も多いです。
猫背のチェック方法もお教えしますので、
ご自分がどの猫背に当てはまるのかを確認し、意識してみてください!
皆さんが、この記事を参考にされ、健康的な生活への第一歩を踏み出していただけたら幸いです。
猫背の種類
では、早速猫背の種類をご説明していきます。
①首猫背
②背中猫背
③腰猫背
④お腹猫背
⑤お尻猫背
の5種類です。
いかがですか?
「首や背中はピンとくるが、お腹やお尻の猫背って何?」と感じるのが普通ですよね。
それでは、簡単に分かりやすく、1つひとつ解説していきます。
首猫背
「首の付け根の丸まりが強い猫背」です。
言い換えると、「頭が前に突き出たような猫背」のことです。
「頭」は、皆さんの想像以上に「重い」です。
頭が前に突き出てしまうと、その頭を支えるために、
首や肩にものすごい負担がかかってしまいます。
それが、さらに別の猫背につながってしまう、なんてこともありえますね。
背中猫背
1番イメージしやすい猫背でしょうか。
「背中の真ん中あたりの丸まりが強い猫背」です。
背中の筋肉が弱く、正しい姿勢を維持できなくなってしまっています。
この状態が続くと、動くことのない筋肉はさらに弱まり、どんどん背中が丸まってしまいます。
よって、適度に筋肉を動かさなければいけません。
つまり、正しい姿勢を維持する練習が必要なわけです。
基礎体力(体を真っ直ぐに維持できる能力)を身につけるために、
毎日、少しでもいいので、姿勢を正してみましょう!
※基礎体力や理想的な姿勢とは
⇒姿勢を正しくしたい人が、最初に頭に入れておきたいこと:【姿勢と健康の基本①】
⇒理想的な姿勢とは?姿勢に関する基本的な考え方:【姿勢と健康の基本③】
腰猫背
「腰のあたりの丸まりが強い猫背」です。
腰猫背は、立ったときよりも、「座った」ときに顕著になります。
いわゆる「腰で座っている」状態でいると、
この腰猫背になりやすいです。
最初はけっこう辛いと思いますが、「お尻で座る」ことを心掛けてみてください。
オススメは、
通勤・通学時の電車のイスに座るときに、
背もたれに寄りかからずに、
お尻を、背もたれの付け根にグッと押し込んで、背筋を伸ばして座ってみることです。
目線がいつもより高くなるので、違和感を覚えるかもしれませんが、意外に気分が良くなるものですよ!
それに、周りの人が、いかに腰で座ってしまっているかを実感できると思います。
お腹猫背・お尻猫背
それぞれ、
「お腹を突き出した立ち方」
「お尻を突き出した立ち方」
をしてしまっていることです。
お腹猫背とお尻猫背は、座ったときよりも、「立った」ときに顕著になります。
試しに、実際に今、立ち上がってみてください。
どうですか?
過度に、お腹が前に突き出ていたり、お尻が後ろに突き出ていたりしませんか?
鏡で見てみると、さらに分かりやすいですね。
もし、少しでも、突き出ているかもと感じた方は、注意が必要です。
お腹猫背とお尻猫背は、腰の部分が過度に反るので、
バランスをとるために、「首猫背」や「背中猫背」になりやすいと言われています!
今この瞬間から、意識的に行動してみましょう!
いかがでしたか?
猫背には、この5種類が存在するのです。
もうお分かりのことと思いますが、上記の猫背は、どれか1つということではありません。
複数の猫背を併せ持つ方もたくさんいます。
座ったときには「腰猫背」、立ったときには「お腹猫背」・「お尻猫背」、という方も多いです。
また、これらの猫背は、
「横から見た姿勢」ですね。
当然、「前後から見た姿勢」にも注意が必要です。
前後から見た場合は、「左右のバランス」を意識します。
頭や肩の高さ、つま先の開き具合が、左右対称になるように気を付けましょう!
姿勢の分析(猫背チェックをしてみよう!)
できれば、家族や友人などに隣で見てもらうのが理想です。
難しい場合は、鏡の前で、自分でチェックしてみましょう!
それぞれの項目に当てはまるかどうか、1つずつチェックしてみてください。
全ての項目に当てはまらない場合は、完璧な姿勢を身につけていると言えます。
ただ、そんな人はいないと思いますので、ご安心くださいね。
自分の悪い部分を見つけ、正しい姿勢を目指す第1歩として、
鏡の前で、座ったり立ったりしながら、下記の項目をチェックしてみましょう!
座った姿勢(横から)
□首猫背………頭が前に突き出ている
□背中猫背……背中の真ん中が丸まっている
□腰猫背………腰が丸まっている
立った姿勢(横から)
□首猫背………頭が前に突き出ている
□背中猫背……背中の真ん中が丸まっている
□お腹猫背……お腹が突き出ている(脚が前傾)
□お尻猫背……お尻が突き出ている(脚が直立)
□顔の角度……「地面に対して垂直」よりも 上・下 を向いている
立った姿勢(前から)
□頭の傾き…… 左・右 側に傾いている(耳たぶの位置)
□肩の高さ…… 左・右 側の肩が上がっている
□骨盤の高さ… 左・右 側が上がっている(ウエストのライン)
□骨盤の偏り… 左・右 側に寄っている(垂らした腕との間隔)
□つま先の開き具合… 左・右 側のつま先が開いている
□肩のねじれ………… 左・右 側の肩が前に来ている
□骨盤のねじれ……… 左・右 側の骨盤が前に来ている
どうでしたか?
どれくらい当てはまりましたか?
自分の想像以上に、自分の体は曲がっています。
どの部分が傾いているのかを把握し、意識していくことが大切です!
そして、改善に向けて1歩ずつ行動していきましょう!
猫背と柔軟性
最後に、猫背と柔軟性についても少し触れておきます。
世の中には、体が硬い人・柔らかい人がいます。
筋肉が硬い人・柔らかい人、または筋肉のクセがついてしまっている人がいます。
一見、関係が薄そうな、猫背と柔軟性ですが、
実はこの2つは大きく関わりあっています。
猫背と柔軟性という観点から見ると、
猫背は大きく2つに分けられます。
「伸びる」猫背
この猫背の人は、
何気なく座ったときに、背中が強く丸まりますが、
「うつ伏せ」になると、伸びます。
良い姿勢を身につけるためには、
「筋肉のクセ」を取る必要があります。
「伸びない」猫背
この状態の人は、「うつ伏せ」でも背中が伸びません。
良い姿勢を身につけるためには、
「筋肉のクセ」を取り、
さらに、「背骨関節の柔軟性」をつける必要があります。
いずれにせよ、日頃からの意識・行動が大切です。
筋肉のクセをなくし、正しい姿勢をキープできるよう、
毎日、姿勢のリセットを行う習慣をつけていきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
猫背の種類はご理解いただけましたか?
自分がどのタイプの猫背で、体のどの部分が偏っているか、確認できましたか?
この記事をご覧になり、姿勢と健康に少しでも興味が湧き、
ご自身の体の問題点を見つけていただけたら幸いです。
そして、正しい姿勢を身につけ、
たくさんの悩みが解決され、より良い人生を歩まれることを願っております。