皆さん、こんにちは!
当記事では、「理想的な姿勢について」、「姿勢に関する基本的な考え方」をご説明していきます。
・姿勢や健康に興味はあるけど、じゃあ正しい姿勢って何?
・どんな姿勢をとれば、健康になれるの?
・背筋を伸ばしていれば、オッケー?
・24時間365日、良い姿勢でいなければいけないの?
こんな疑問を解決していこうと思います!
また、今現在、体に何らかの不安を抱えている方、最近なんだか元気が出ない方、
人間関係が上手くいかない方、就職面接を控えている方、恋愛がなかなか発展しない方、
にも是非、当サイトの別記事も合わせて、ご覧いただきたいと思います!
それでは、理想的な姿勢について学んでいきましょう!
理想的な姿勢とは
「姿勢を良くしなさい!」
「背筋を伸ばしなさい!」
「猫背になってるよ!」
「足を組んじゃいけないよ!」
家族にこんなことを言われた経験がある方も多いのではないでしょうか?
では、正しい姿勢、理想的な姿勢とは、いったいどのような姿勢のことを言うのでしょうか?
“背筋がピンと伸び”、“猫背になっていない”姿勢。
もちろんこれも良い姿勢と言えます。
しかし、ちょっと別の視点から考えてみましょう。
理想的な姿勢とは、
“最も体に負担をかけない姿勢”です!!
もう一度言います。
“最も体に負担をかけない姿勢”が理想的な姿勢なんです!
では、“最も体に負担をかけない姿勢”とは、一体どのようなものなのでしょうか?
それはズバリ、
“骨だけで立っていられる姿勢”です!
言い換えると、
“筋肉の補助を必要としない姿勢”です!!
この“筋肉の補助を必要としない姿勢”が、
結果的に、“背筋がピンと伸びている”だとか、“猫背になっていない”ということにつながっていくんですね!
では、“骨だけで立っていられる姿勢”が、なぜ理想的な姿勢なのでしょうか?
少しご説明しますね。
実は、人の体の中で、「重さ」を支えられるのは、“骨”だけなんです!
意外に思われる方もいらっしゃるかと思います。
「あれ?筋肉は?」と思った方もいるかもしれません。
しかし、残念ながら、「筋肉」も「皮膚」、「脂肪」、「内臓」、も重さをかけられたら、潰れてしまうのです。
本来重さを受け止められないものに、重さをかけるということは、体に負担をかけるということです。
よって、“骨”だけで立っていられる姿勢が、理想的なのです!
理想的な姿勢の取り方
では、その理想的な姿勢
つまり
最も体に負担をかけない姿勢
(=骨だけで立っていられる姿勢)
(=筋肉の補助を必要としない姿勢)
は、具体的に、どのよう状態のことを言うのでしょうか?
分かりやすいように、
横から見た場合と、前後から見た場合でご説明します。
横から見た場合
横から見た場合のポイントは2つあります。
・骨盤が、倒れておらず、“起立”している
・背骨が“ゆるやかなS字”を描く
ことです。
骨盤は本来、逆三角形のような形をしています。
(∇ ← こんなイメージです)
∇の状態を、骨盤が“起立”していると言います。
腰がゆるやかに前側に反るためにも、骨盤は起立していなければいけません。
では、2つのポイント
・骨盤が、倒れておらず、“起立”している
・背骨が“ゆるやかなS字”を描く
を押さえた、理想的な姿勢の取り方をお教えします!
難しくないので、実際に試してみてくださいね!
①気をつけの姿勢で、「かかと」「お尻」「背中」「頭」を壁につける
②真横から見て、肩の頂点(肩の真ん中)が体の中心にくるようにする
③顔の面(おでことアゴを結んだ線)が、壁と並行になるようにする
④腰と壁の間に、手のひら1枚分ほどの隙間(2~4cm程度)ができるようにする
この状態が、横から見た場合の、理想的な姿勢です!!
いかがですか?
違和感を感じる方もいれば、「こんなもんか」と思われる方もいるでしょう。
もし、④で、手のひらを腰と壁の間に入れるときに
指が奥まで入らない場合、
反りが不十分、つまり
骨盤が後傾(後ろ側に傾いている)と言えます。
また、反対に、
手首までスポっと入ってしまう場合は、
反りすぎ、つまり、
骨盤が前傾(前側に傾いている)と言えます。
ちょうど手のひら1枚が収まるくらいに、自分で調整してみてくださいね!
この理想的な姿勢をキープできるように、
時々、思い出したときでいいので、①~④を繰り返してみてください。
最初は難しいかもしれませんが、意識して続けることが大切です。
前後から見た場合
前後から見た場合の理想的な姿勢は、
横から見た場合より、とても簡単です。
まず、“背骨が真っすぐ”なこと。
そして、
“頭部の位置”
“両肩の高さ”
“骨盤のふくらみ”
“つま先の開く角度”
などが、左右対称であることです。
これらは、鏡を見て自分でチェックできますので、
ぜひ、試しにチェックしてみてください。
案外、両肩の高さがズレていたり、つま先の向いている方向が左右非対称だったりしますよ!
意識しながら直していきたいですね!
注意点
横から見た場合と、前後から見た場合の、理想的な姿勢の取り方をご説明しましたが、
“いばった”姿勢にならないよう注意してください。
背筋を伸ばし、胸を張っていくと、“アゴ”が上がってしまうことがあります。
それでは、人を見下したように見えてしまいますね。
アゴは引き気味にするのがポイントです。
また、“理想的な姿勢”はスポーツ等により異なる場合もあります。
その場合、各分野の事情に応じてみてくださいね。
姿勢に関する基本的な考え方
正しい姿勢を身につけるのに最も大切なこと
それは、ズバリ、”意識”です!!
バランスをとるために必要な筋肉をつけようと、思い続けられることが大切です。
ちなみに、このバランス感覚と筋力のことを「基礎体力」と呼びます。
詳しくは、こちらを参照してみてください。
⇒姿勢を正しくしたい人が、最初に頭に入れておきたいこと:【姿勢と健康の基本①】
常に完璧な姿勢を保っている人などいない
日常生活において、全く背中を丸めずに生活することは不可能です!
考えてみれば、当たり前ですよね。
365日24時間、理想的な姿勢でいることは難しいです。
だからこそ、“埋め合わせ”や“リセット”が重要なポイントなんですね!
体の声を聞こう!
原則的に、人間の体は、痛みたくて痛むわけではありません。
私たちの体は、健康になりたがっています。
「痛い」ところがあるのなら、それは痛むだけの“原因”が必ずあります。
その原因を取り除くことが、健康的な生活への第一歩と言えますね!
なぜ姿勢は大切なの?
姿勢が大切なのは、“背骨”が大切だからです。
姿勢と背骨は表裏一体です。
背骨の状態が姿勢を作り、姿勢は背骨の状態を表します。
当たり前ですが、
背中が丸まっているときは、背骨も丸まっているのです。
左右対称でない姿勢は、背骨も左右に歪んでいるのです。
ちなみにですが、
“背骨”の大切さは、先人たちも気づいていたようです。
例えば、
ヒポクラテス 「医学の父」(B.C460~375頃)は、
・人の体は自然に回復する。医者の役目はその手助けをすることだ。
・多くの病にとって「背骨」が重要なポイントだから、知識を得くべきである。
と言っていたそうです。
また、
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)は、
・人体解剖を進めた結果、脊柱こそが人の生命の根源である。
・体の中心や健康の基本、長寿の秘訣は背骨にある。
・姿勢の悪さは背骨を歪め、万病の元凶となる。
と認識していたそうです。
こんなに昔から、姿勢や背骨の重要性が説かれていたなんて、驚きですよね!
まとめ
いかがでしたか?
“理想的な姿勢”や“姿勢に関する基本的な考え方”について、
少しは理解が深まったでしょうか?
ちょっとでも、姿勢を正してみようと思ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません。
当記事でご説明した、理想的な姿勢を取る方法は、
基本的な部分だけですが、その分とても簡単にできます。
この基本が一番大事だと言っても過言ではありません。
ぜひ、何回も、横と前後から確認して、理想的な姿勢を身につけていってくださいね。
当記事をご覧になった皆さんが、少しでも姿勢に興味をもち、正しい姿勢を身につけ、
たくさんの悩みが解決され、より良い人生を歩まれることを願っております。