頭痛に悩む皆さんへ
・頭がズキズキと痛む
・脈打つような痛みが生じる
・こめかみから目のあたりが痛い
こういった症状に心当たりがありますか?
もし当てはまる場合、その頭痛は、“片頭痛”の可能性が高いです!
日本人の3人に1人が頭痛で悩んでいると言われていますが、
片頭痛は、最も代表的な頭痛と言えるでしょう。
私も、片頭痛持ちなので、皆さんの悩みが痛いほど分かります。
ぜひ、一緒に解決していきたいと、心から思っています。
まず、片頭痛の原因や症状を知り、
片頭痛が発生するメカニズムを理解することは、
片頭痛解決、そして健康的な生活のために、とても大切なことです。
もし、頭痛の症状はあるけれど、
「片頭痛なのかどうかは分からない」、「何の頭痛か知りたい」、
という方は、こちらの記事も併せてご覧くださいね!
これって何頭痛?あなたの頭痛はどのタイプ?【簡単に分かる!様々な頭痛の種類】
片頭痛とは?片頭痛の症状
一次性頭痛と二次性頭痛
まず、頭痛には、大きく分けて、2種類のものが存在します。
“一次性頭痛”と“二次性頭痛”と呼ばれるものです。
一次性頭痛とは、明確な病気を伴わず、繰り返し起こる頭痛のことを言います。
頭痛の8~9割が、この一次性頭痛です。
そして、二次性頭痛とは、何らかの病気が原因で起こる頭痛のことです。
こちらの方が、急激な大きな痛みが生じやすく、危険です。
片頭痛は、他の病気を伴うものではないので、一次性頭痛に分類されます。
ちなみに、同じく有名な、緊張型頭痛も、この一次性頭痛に分類されます。
私自身もその1人ですが、片頭痛と緊張型頭痛を併せ持つパターンも多いので、注意が必要です!
片頭痛の症状
一言で言えば、
片頭痛は、”ズキズキと脈打つような痛みが生じる頭痛”です。
痛み … ズキズキ、ガンガン、脈打つように痛みます。
場所 … 頭の片側もしくは両側の、こめかみから目のあたりに痛みが生じます。
頻度 … 月に2~3回、多ければ、週に数回程度の頻度で発生します。
長さ … 4時間~72時間程度、痛みが持続すると言われます。
頭や体を動かすと、さらに痛みが増すことも特徴の1つです。
痛みが発生している最中は、できるだけ動かないことをオススメします!
また、目まいや嘔吐を伴う場合も多く、
光や音、気温の変化や匂いに敏感になることもあります。
もちろん、程度の差はあると思いますが、
一度痛みが発生すると、かなり辛いですよね。
私の場合、仕事や勉強に、全然手がつかなくなります。
頭痛持ちでない人には、なかなか理解してもらえない悩みです。
ちなみに、片頭痛は、
遺伝により発生することもあるらしいです。
ちょっとショックですね。
また、女性ホルモンと関係があるみたいで、 男性よりも女性のほうが、4倍も多く発症します。
特に、20~40代の女性の方は、要注意ですね!
片頭痛の原因
片頭痛の原因は、
頭の血管が拡張し、周囲に炎症を起こすことだと言われています。
それには、主に2つの要因が挙げられます。
セロトニンという物質が関係して、血管が拡張する場合と、
三叉神経という神経が関係して、血管が拡張する場合とがあります。
セロトニンの過剰な分泌
ストレスなどが重なりに重なると、脳が刺激を受け、
血小板から、”セロトニン”という神経伝達物質が大量に放出されます。
セロトニンは、「血管を収縮させる」働きをもっています。
よって、脳の血管がどんどん収縮していくんですね。
その後、時間が経過すると、
セロトニンが分解され、減少していきます。
すると、1度収縮した血管が、急にバッと拡張します!
その結果、周囲に炎症が起き、片頭痛の痛みが生じるんですね。
三叉神経の影響
”三叉(さんさ)神経”とは、脳血管の周囲を取り巻き、顔面の動きを司っている、脳の中で1番大きな神経です。
この三叉神経が、ストレスなどにより、大きく刺激を受けると、
刺激物質や、血管を拡張させる物質などが分泌されます。
そのため、周りの血管が拡張し、炎症を起こすんですね。
その他の要因
・気圧の低下、気候の急激な変化
・睡眠不足、寝すぎ
・ポリフェノールの過剰摂取(チョコ、赤ワインなど)
・カフェインの過剰摂取(コーヒー、エナジードリンクなど)
低気圧や、寝すぎた時に、片頭痛の痛みを感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
脳の血管が拡張してしまっているんですね。
また、ポリフェノールやカフェインは、
それ自体は、脳を収縮させる働きをするのですが、
その効果が切れたときに、一気に血管が拡張してしまう恐れがあります。
私自身も、よくしてしまうのですが、
コーヒーの飲みすぎはよくありません!
適度な量なら、片頭痛に効果的ですが、
飲みすぎると、ガンガン頭が痛くなりますよ!!
片頭痛の前兆
片頭痛は、“前兆があるタイプ”と“前兆がないタイプ”に分けられます。
片頭痛全体の中で、前兆がある人は、20~30%だと言われています。
片頭痛の前兆
“前兆があるタイプ”の片頭痛をお持ちの方は、
頭痛が生じる数分~数時間前に、
・目の前がチカチカ光る
・稲妻のようなギザギザとした光が見える
・視野の片側、もしくは真ん中あたりが見えにくくなる
などのような症状が現れ、その症状が数十分続くことがあります。
これは、“閃輝暗点(せんきあんてん)”と呼ばれるもので、片頭痛の代表的な前兆です。
閃輝暗点以外の前兆としては、
・手足がしびれる
・首や肩が凝る
・喋りにくくなる
などが挙げられます。
いずれの前兆も、起こる場合と起こらない場合があります。
私自身は、片頭痛の前兆は起こったことはないのですが、
「頭痛が始まる前に、目の前にフラッシュのような光が見える」という話もよく耳にします。
心当たりがある方も多いかと思います。
片頭痛の前兆を感じたら、
動き回ったり、騒音や眩しい光を避けたりと、片頭痛の誘因をできるだけ除外してみましょう!
まとめ
いかがでしたか?
以上が、片頭痛の原因や症状です。
できるだけ簡単に、分かりやすくご説明したつもりですが、
理解しにくい点もあったかと思います。
また、当記事でご紹介できなかった原因や症状もあるかと思います。
少しでも不安や異常を感じたら、
まずは病院に足を運び、専門医師の適切な診断を受けてみてくださいね!
当記事で、片頭痛の原因や症状を理解した後は、
いよいよ、片頭痛の予防や解決方法に目を向けてみましょう!
皆さんが、片頭痛の悩みを解決され、
健康的で元気な生活を送られることを願っています。