皆さん、こんにちは!
当記事では、手汗の解消方法を詳しくご説明しています。
“難易度”も含めて記載しているので、ぜひ試してみてくださいね!
また、そもそもの手汗の原因についての記事もありますので、併せてご覧いただければ幸いです。
皆さんは、手汗のせいで、こんな経験をしたことがありますか?
・モノを手で持つと、滑り落ちる
・ボールペンのインクが滲む
・紙がクシャクシャになり、ボロボロになる
・高い所に行くと、尋常ではない量の手汗で、引かれる
・パソコンのキーボードが濡れてしまう
・スマホが上手く反応しない
・人と握手できない
・握手したとしても、相手に不快な思いをさせていないか不安になる
・手が滑って、ボルダリングができない
・恋人と手をつなげない
・日常生活にストレスを感じる ,etc.
まだまだ挙げればキリがないですね。
上記に心当たりがある人は、手汗にとても悩んでいらっしゃると思います。
程度の差こそあれ、皆さん、できることなら手汗を解消したいですよね?
そんな方々のために、
手汗の解消・予防方法をまとめました!
お察しの通り、私も極度の手汗持ちです。
手汗のせいで、嫌な思いをたくさんしてきました。
良い思いをしたことなんてありません。
手汗が出ない人には、手汗の悩みは、なかなか分かってもらえませんよね?
ぜひ、一緒に解決していきましょう!
また、冒頭でも述べましたが、
別の記事で、“手汗の原因”についても詳しく解説していますので、
併せてご覧いただけると、根本的な解決につながるかと思います!
それでは、手汗の解消方法をご説明していきます。
ツボ押し 難易度★☆☆
手汗を発生させる要因の1つに、体内の“交感神経”という神経が活発になることが挙げられます。
手のひらには、この交感神経の動きを抑えてくれるツボが、いくつか存在します。
これらのツボを3~5秒間押して、離す、のを繰り返すことで、
交感神経とは逆の働きをする“副交感神経”が刺激され、
リラックスできるとともに、手汗が治まります。
合谷(ごうこく)
親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。
反対の手の親指と人差し指を使い、挟むようにして押してあげると良いです。
ゆっくり深めに押すことを意識してみてください!
労宮(ろうきゅう)
手のひらの中心にあるツボです。
手をギュッと握ったときに、ちょうど中指や薬指の爪がぶつかるあたりです。
反対の手の親指でゆっくり押してみましょう!
後谿(こうけい)
小指の付け根より、約2cm下の部分にあるツボです。
反対の手の親指と人差し指を使い、挟むように押してください。
復溜(ふくりゅう)
このツボは、手のひらではなく、
足のくるぶしの内側から3cm程上にあります。
ここを手の親指で押してあげると、体の水分のコントロールがしやすくなります。
制汗剤 難易度★★☆
手汗用の制汗剤は、実は多く存在しています。
ただし、市販ではあまり見かけないので、
ネットでの注文が1番確実だと思います。
クリームタイプやスプレータイプ、パウダータイプなど、
たくさんの種類、デザインのものがあります。
個人的にオススメなのは、パウダータイプのものです。
液体やクリームタイプのものだと、塗ってから乾くまでに時間がかかる上に、
既に手汗が出ていると、塗りにくいからです。
私がオススメする、かつ、人気な手汗用制汗剤をまとめた記事をアップする予定なので、
ぜひ、そちらも参考にしていただければと思います。
ひとつ注意していただきたいのは、
脇汗用の制汗剤は避けたほうがよい、ということです。
脇汗用の制汗剤は、“アポクリン汗腺”にのみ作用するよう作られています。
しかし、手汗は、主に“エクリン汗腺”という汗腺から出てくるものなので、
脇汗用のものは効果が薄いです。
ミョウバン水 難易度★★★
ミョウバンは、料理をしない方には、あまり馴染みのないものかもしれませんね!
中学校の理科の実験の際に、使用したことがあるくらいでしょうか?
漬物の色落ちを防いだり、あく抜きのために使われたりするミョウバンですが、
実は、手汗を防いでくれる効果があるんですよ!
ミョウバン水スプレーの簡単な作り方をご紹介します。
用意するもの
・焼きミョウバン … 50g(スーパーなどで手に入ります)
・水 … 750ml
・空のペットボトル(1L以上のもの)
・スプレーボトル(100円ショップのものでOKです)
作り方
・水と焼きミョウバンをペットボトルに入れ、振りながらよく混ぜる
・2~3日、涼しい場所で保管し、ミョウバンが水に溶けるのを待つ
(濁っていたミョウバン水が、透明に変わります)
・ミョウバン水をスプレーに入れる
意外に簡単にできますね!
面倒くさいのは、焼きミョウバンを購入することぐらいでしょうか。
後は、出来上がったミョウバン水スプレーを、手にかけるだけです!
ポイントは、手汗が出る前に、ミョウバン水スプレーを使うことです。
手汗が出た後で使用しても、あまり効果は期待できません。
また、効果には個人差があるので、試しても効かない人もいるみたいです。
万が一、お肌に合わず、痛みやかゆみなどが生じた場合は、
すぐに利用を中止し、医師の適切な診断を受けましょう!
食事 難易度★☆☆
辛い食べ物や、熱い食べ物は、
“交感神経”を刺激してしまうので、手汗の原因になります。
いわゆる「刺激の強い」食事は、なるべく控えるようにしましょう!
また、コーヒーなどの、“カフェイン”を多量に含むものも、避けたほうがいいです。
カフェインは、自律神経を刺激し、緊張状態を作り出してしまう可能性があるからです。
反対に、食べたほうがいいものも、数多く存在します。
・大豆イソフラボン
・タウリン
・ビタミンC
・植物性エストロゲン
などを多く含む食べ物は、
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整え、手汗を抑えてくれます。
・大豆イソフラボンを含むもの … 大豆、豆腐、豆乳、味噌など
・タウリンを多く含むもの … 牡蠣、はまぐりなど
・ビタミンCを多く含むもの … アセロラ、その他のフルーツ、赤ピーマンなど
・植物性エストロゲンを含むもの … アボカド、大葉など
食生活が変われば、手汗にも変化が現れるかもしれません!
ぜひ、参考にしてみてください。
睡眠 難易度★★☆
質のよい睡眠をとることは、手汗を出にくくする効果があります。
睡眠と自律神経(交感神経と副交感神経)は、とても密接に関わりあっています。
十分な(7~8時間程度の)睡眠時間を確保し、質のよい睡眠をとることで、
自律神経のバランスが整いやすくなり、交感神経が活発になるのを防いでくれます。
よって、手汗が出にくくなるんです!
逆に、寝不足の場合は、
交感神経が刺激され、手汗が出やすくなってしまいます。
また、単に長い睡眠時間を確保するだけではなく、
毎日、同じ時間帯に寝て、同じ時間帯に起きることが大切です。
寝る前に、スマホやテレビを見すぎたり、カフェインをとったりしないことが、
睡眠の質を高めるポイントです。
寝る前にスマホをいじらないのは、なかなか難しいとは思いますが、
できるだけ努力してみましょう!
ストレス発散 難易度★☆☆
手汗の原因の1つに“ストレス”があります。
職場や学校、人間関係など、ストレスを感じる機会は山ほどありますよね?
そんなストレスが溜まると、
体の中の“交感神経”が刺激され、活発になるので、手汗が誘発されてしまいます。
転職や引っ越しなど、生活環境が変わったことによるストレスで、
手汗体質になってしまった人もいるそうです。
ちょっとでもストレスが溜まっているなら、気分転換を行いましょう。
スポーツをしたり、音楽を聴いたり、友達とランチをしたり、お酒を飲んだり、
いろいろなストレス発散方法がありますよね!
特に発散方法がないという方は、ぜひ、下記のことを試してみてください!
・近所を散歩してみる
・お気に入りの、温かいお茶を見つける
・日光を浴びるよう心掛ける
・深呼吸して、体を伸ばしてみる
・街で、どこかに座り、人間観察をしてみる
腹式呼吸 難易度★★☆
プレゼンなど、人前で話す時に、焦りや緊張で、手汗がドバドバ出ますよね!
特に緊張していなくても、手が湿ってくる場合もあります。
「手汗出ないでくれ!」と思えば思うほど、余計に手汗が出ます。
そんな時は、“腹式呼吸”がオススメです!
腹式呼吸をすることで、
刺激されている交感神経が落ち着き、
副交感神経が働くことで、リラックスでき、手汗がとまります。
腹式呼吸の方法
・背筋を伸ばし、お腹の底から深く息を吐きだす。
(お腹をへこませながら、ゆっくり鼻から息を吐く。)
・息を最後まで吐き終えたら、鼻から空気を吸い込む。
(無理に吸い込もうとせず、自然に空気が入ってくるイメージで。)
・これらを、ゆっくり、繰り返し行う。
息を吐くときに、副交感神経が優位になり、リラックスできるので、
吸う息ではなく、吐く息に注意を向けることがポイントです。
余裕ある行動 難易度★★☆
焦りや不安は、“交感神経”を刺激し、手汗の原因になります。
常に余裕を持った行動をすれば、
焦りや不安を軽減することができ、手汗が出にくくなります。
会議や授業、待ち合わせなど対して、
10分早く行動してみてください。
シンプルなことですが、
思っている以上に、心に余裕ができ、
無意識に、手汗の発生を抑えられますよ!
10分前行動は、皆さんに1番おすすめしたい手汗対策とも言えます!!
開き直る 難易度★★★
“手汗を気にしない”
“手汗を受け入れる”
“手汗は友達!”
と、開き直ることも、手汗を解消する上で、とても重要なことです。
(これが1番難しいんですよね)
「手汗をかきたくない!」
「手汗とまってほしい!」
と思えば思うほど、
不安がつのり、“交感神経”が刺激され、手汗がどんどん出てしまいます。
このような経験をしたことがある方も多いと思います。
これは、人間の体と脳の性質上、仕方のないことです。
そのような場合は、“手汗を受け入れる”ことが、手汗を抑える1番の近道です。
手汗を受け入れることで、
交感神経が鎮まり、副交感神経が活発になるので、手汗が治まるわけです。
手汗で悩んでいるのに、手汗を気にしないのは、難しいことだと思いますが、
なるべく考えすぎないようにしたいですね!
治療 難易度★★★
様々な手汗解消方法をご説明してきましたが、
それでも手汗が抑えられない、手汗を完治したいという方は、
1度、専門病院に行き、医師の診断を受けてみましょう!
手汗の場合は、基本的には皮膚科に行くのが一般的ですね。
主な治療方法をご紹介します。
塩化アルミニウム液
“塩化アルミニウム”を薄めて皮膚に塗り、汗腺を塞ぐ治療です。
塩化アルミニウムは、市販の制汗剤などにも使用されており、手汗対策にお馴染みの成分だと言えます。
イオントフォレーシス
電気を流した水に手を浸すことで、汗腺にダメージを与える治療です。
定期的な治療が必要ですが、約80%の人に有効だと言われています。
ボツリヌス注射
いわゆる“ボトックス注射”と呼ばれるものです。
ボツリヌス菌という菌を手のひらに流し込み、手汗の放出を抑えることができます。
半年ほどの手汗除去が見込め、効果が切れたら、もう一度注射する必要があります。
胸腔鏡下交感神経遮断術(ETS手術)
近年注目されている、内視鏡手術です。
脇の下に、数mmの穴を開け、管を差し込み、
内視鏡を見ながら、胸部の交感神経の束を切断します。
痛みもほとんどなく、手汗もほとんど出なくなります。
しかし、“代償性発汗”という副作用の可能性があり、
胸や太ももなど、別の個所からの汗が増えることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、手汗の解消方法です。
もちろん、解消の程度に個人差はあるでしょうが、
ぜひ、気軽に始められるものから取り組んでみてください!
手のひらのツボ押しなんかは、どこでもできますね!
当記事をご覧になったみなさんが、
手汗を少しでも解消し、たくさんの悩みを解決し、
心身ともに、健康的な生活を送られることを願っております。