皆さん、「野菜」を食べていますか?
小さい頃から「野菜を食べなさい」と言われ続けて何十年。
十分な量の野菜を摂取している方は、あまり多くないだろうと思います。
気が付けば、お腹がぽっこり出ている。
特に運動はしないし、毎日会社で忙しく、ダイエットもままならない。
そんな方もたくさんいますよね?
そろそろ健康診断も気にしなければなりません。
そこで大事なのが、「野菜」です。
代謝能力を上げ、肥満を予防するのにうってつけの食べ物、それが「野菜」なんです。
食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑える!
野菜に含まれる代表的な成分の1つに、「食物繊維」があります。
この「食物繊維」を、食事の最初に摂取することで、
米などの糖質を摂った後も、血糖値が穏やかに上昇するようになります。
逆に、「食物繊維」などを摂取しないと、血糖値が急激に上がりやすくなります。
早食いをすれば、なおさらです。
>「早食いで太る」は嘘じゃない!その理由を小学生でも分かるようにご説明します!
血糖値が急激に上昇すると、脳が驚き、「インスリン」という成分を過剰に放出します。
すると、体中に、大量の糖が送り込まれます。
しかし、その全ての糖が消費されるわけではないので、使われなかった糖は、脂肪に変化してしまいます。
結局、体脂肪として、体内に蓄積されることになります。
「食物繊維」の、血糖値の急激な上昇を抑える力は、体脂肪の蓄積を予防してくれるわけです!
食物繊維は、腸内環境を整えてくれる!
「食物繊維」には、もう1つの働きがあります。
皆さんご存知の通り、「食物繊維」は、腸内環境を整えてくれるチカラがあります。
腸を刺激し、活性化することで、便秘を予防してくれるとも言われていますね。
この「食物繊維」は、実は、大きく分けて2種類存在します。
1つは、「水溶性食物繊維」。
海藻やオクラに多く含まれています。
その名前の通り、水に溶ける性質をもっている食物繊維です。
便の水分量を増やしてくれるので、出しやすくしてくれるわけです。
もう1つは、「不溶性食物繊維」。
レタスやゴボウ、きのこなどに多く含まれています。
こちらは、水に溶けない性質をもっている食物繊維です。
不要な成分(余った脂肪など)を吸着して、便と一緒に排出してくれる働きがあります。
代謝能力に不可欠な「ビタミン」や「ミネラル」も!
肥満を予防する上で、「代謝能力」の維持・向上は欠かせません。
「代謝」とは、摂取した栄養を、エネルギーに変える働きのことです。
この「代謝能力」が下がってしまうと、
摂取した栄養を、全てエネルギーに変換することができないので、余った栄養が出てきてしまいます。
その余った栄養は、脂肪などに姿を変え、体内に蓄積してしまうのです。
「野菜」には、「代謝能力」を上げる「ビタミン」や「ミネラル」成分が、豊富に含まれています。
- 「クエン酸」 … レモン、トマト等
- 「ビタミンB群」 … 枝豆、ニンニク等
その他、多くの野菜に含まれる、「亜鉛」「銅」「カルシウム」「カリウム」は、体内の機能を調整してくれます。
抗酸化成分である「ビタミンC、E、A」も、様々な野菜に含まれます。
また、代謝に必要不可欠とも言える「筋肉」の合成に関わる「葉酸」も大事です。
どれか1つの野菜をたくさん食べるのではなく、
様々な野菜を、バランスよく食べることで、「代謝能力」も上がり、「肥満」を予防することができるんですね!
まとめ
いかがでしたか?
「野菜」を食べることで、「肥満」を予防できると、お分かりいただけたと思います。
- 食物繊維の力で、血糖値の急激な上昇を抑える
- 食物繊維の力で、腸内環境を整える
- 様々な「ビタミン」「ミネラル」の力で、「代謝能力」を上げる
意識を変えるだけでも、だいぶ変わります。
「野菜」を摂取することを、頭の中に入れて、食事をしていきましょう!
そして、「肥満」のお悩みとは、おさらばしたいですね!
当ページが、皆さんの健康的な生活の一助になれば幸いです。