片頭痛とは、こめかみから目のあたりにかけて、ズキズキと脈打つような痛みが生じる頭痛です。
現代では、日本人の3人に1人は頭痛で悩んでいると言われています。
その中でも、片頭痛は、特に顕著で有名な頭痛の1つですね。
もちろん程度の差はありますが、
痛みが発生すると、仕事や勉強に手がつかなくなることもあります。
片頭痛って?原因や症状は?まずはそのメカニズムを知ろう!【簡単に分かる!片頭痛の原因・症状】
私も、片頭痛を(緊張型頭痛と併せて)もっているので、皆さんの悩みが痛いほど分かります。
そんな片頭痛を少しでも解決すべく、今回は、片頭痛を和らげる“色”を調べてみました。
ぜひ、参考にされ、片頭痛予防、ひいては日々の健康的な生活に役立ててください!
赤い光は片頭痛を緩和する?
スペクトルの反対側にある「赤い光」は、片頭痛の緩和に非常に良い、という説があります。
これは、近年行われた、ジョン・アンダーソン博士の研究で明らかにされたことです。
この研究では、片頭痛に悩む7人の被験者を、最長で2年間モニターし、
点滅する「赤い光」と、片頭痛との関係性が調べられました。
被験者は、「赤い光」が異なる速度で点滅するゴーグルをかけ、片頭痛の痛みの程度を答えます。
すると、実験が開始してから1時間と経たないうちに、被験者の72%が、ひどい片頭痛が止まったと答えました。
また、残りの28%(片頭痛が止まらなかった被験者たちですね)の人も、93%の割合で、痛みが軽くなったといいます。
面白い研究結果ですね!
しかし、私自身は、「赤い光」を見ても、片頭痛が治まったようには感じられませんでした。
「赤い光」が片頭痛に効果的なのかどうかは、個人によるのかもしれませんね。
次にご紹介する研究結果のほうが、より新しく、個人的にも有用だと感じています。
片頭痛を和らげるのは緑?青はダメ?
米ハーバード大学医学大学院と、ボストンのベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターで、片頭痛に関する最新の共同研究が行われました。
片頭痛患者69人に、白、赤、青、緑、こはく色などの光を、強さを変えながら当てる実験を行いました。
すると、弱い「緑色」は、光に対する過敏性(羞明=しゅうめい)を大いに軽減し、およそ20%の患者の片頭痛の痛みを和らげる結果となりました。
反対に、「青い」光は、頭痛を悪化させることも分かりました。
世界人口のおよそ15%は、片頭痛持ちと言われ、
光に対する過敏性(羞明=しゅうめい)が高くなることが多いです。
光に対して敏感になってしまうんですね。
私自身も、光が苦手で、頭痛をおさえるために、スマホのブルーライトをカットするなりしています。
研究に携わった、Rami Burstein教授は、以下のようにコメントしています。
「羞明は、身体の自由を奪うようなものではないが、生活に支障をきたす可能性はある。片頭痛の80%以上は、光過敏性に関連して悪化することがある。そのため、多くの片頭痛患者は、光のない暗所を求め、家族や仕事、日常生活から遠ざかりやすい。」
片頭痛対策グッズができるかも?
この研究を受けて、片頭痛治療における、新たな道が開ける可能性があると、多くの医師や研究者が声をあげています。
もしかしたら、近いうちに、
片頭痛に対する「光療法」なるものが実用化されるかもしれませんね!
また、片頭痛対策グッズの研究も進んでいるそうです。
「緑色の光を低強度で放つ、安価な電球」や「緑色の光だけを通す(緑色の光以外の光を遮断する)サングラス」などの開発が行われています。
ぜひ、試してみたいですよね!
まとめ
いかがでしたか?
片頭痛を和らげる色は「緑」、NGな色は「青」と覚えておきましょう!
「緑色の光のみを通すサングラス」が流通するのが待ち遠しいですね!
片頭痛の原因や症状を詳しく知りたい方へ
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皆さんが、当記事を参考にされ、
片頭痛を少しでも解消し、健康的な生活を送られることを願っています。